3.11 コンビニのウォークインにて。
はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
東日本大震災。あの日は東京にいたけれど、
ある意味、死を覚悟した時だった。
当時、フリーターとしてコンビニと塾でバイトをしており、
昼下がり、お客さんの流れが一旦落ち着いてくると、
ドリンクコーナーの品出しをスタート。
ウォークインと呼ばれる冷蔵室に入って、
寒さと戦いながらペットボトル飲料を品出し。
そんな中、震度4だったか5だったかの地震が起きました。
そこで思ったのは、
(ビルが崩れて下敷きになるかも)
(扉が開かなくなって凍死するかも)
(積み上げた飲料の下敷きになって死ぬかも)
などなどの心配でした。
幸い、飲み物に潰されることなく、
無事冷蔵庫から脱出できました。
電車は止まっていたので、当時の職場(港区)から、
家のある江東区まで歩きました。
歩く人の波があったからわかりやすかったけれど、
4時間も歩いて足が棒になりました。
その日は塾の仕事もあったけど、
まさか授業はやらないなと思い、一旦帰宅。
家に帰ると、本棚代わりのカラーボックスから
中身がドバッと床に散らかっていましたが、
水漏れするようなものもなく、
被害は比較的小さかったです。
落ち着いてから教室へ。
バイト先の塾はもちろん臨時閉室。
上司とともに、教室内の現場復帰と
配置換えを行いました。
お酒も飲みながら。
冒険っぽくて少し楽しかったな。